口唇ヘルペスの症状・原因と、キスでうつるか?や効果的な治療法

口唇ヘルペスとは?

口唇ヘルペス

ヘルペスを英語にすると「herpes」で、意味は「疱疹(ほうしん)」です。herpesはギリシャ語で「這う(はう)」と呼ばれ、ウイルスが這うように拡大するためヘルペスと名付けられました。
ヘルペスは紀元前からある歴史の長い病気で、症状に関する記述も残されています。光学顕微鏡では原因が判明せず、原因となるウイルスが判明したのは電子顕微鏡を用いるようになった20世紀初頭からです。

ヘルペスの特徴として、人から人へうつるというのがあげられます。キスや性行為による接触感染、タオルやグラスを通して間接的に感染することもあります。
ヘルペスウイルスに感染すると皮膚に症状がでやすく、水ぶくれや発疹などが起こります。代表的なヘルペスウイルスだけでも8種類あり口唇ヘルペス・性器ヘルペス角膜ヘルペス水疱瘡帯状疱疹の原因となります。

ヘルペスウイルスの種類はコチラ

ヘルペスの病気で、起こりやすい症状の一つが口唇(こうしん)ヘルペスです。ウイルスに感染された後、口周りや唇に発症するため口唇と呼ばれています。初めて発症した時は高熱がでたり、リンパ節が腫れることもあります。
再発をたびたび繰り返し、過度な疲労・ストレスや紫外線による刺激でも発症することがあります。患部が加熱された花のようになることから「熱の花」とも呼ばれています。
日本では10人に1人が口唇ヘルペスになったことがあると推計され、年齢が高くなるにつれ感染者も増えています。

口唇ヘルペスの症状

口唇ヘルペスの主な症状は、口周りに違和感があらわれ水ぶくれ(水疱)ができ下記の4段階で症状が進行します。
初感染時と再発時では症状が異なることもあり、再発時のほうが症状が軽いとされています。初感染時は口周りに広範囲の水ぶくれができ、口の中や喉元にまで影響を及ぼします。
皮膚だけにとどまらず、多数の口内炎ができあごの下のリンパ節が腫れたり40度を超える高熱が続くこともあります。再発時は水ぶくれの範囲は狭まり、高熱がでることはほとんどありません。

※参考:リンパ節-Wikipedia

1.前駆期

前駆期とは、病気になる前の時期のことです。口周りに「ピリピリ・チクチク・ムズムズ」といった違和感を覚えます。この違和感の原因は体内でウイルスが増殖しはじめてる証拠です。
再発時は寝起きに違和感を感じることが多く、人によってはかゆみや顔のほてりがでることもあります。

2.初期

違和感を覚えてから、半日ほど経過すると患部が赤く腫れ同時に痛みをともないます。この時期にウイルスの活動が活発になるので、なるべく早めにヘルペス薬を用いるなどの治療を開始しなければなりません。治療開始が遅ければ遅いほど、回復は遅れ症状の悪化につながります。

3.中期

口唇ヘルペス

発症して2~3日経過すると、赤く腫れた部分に水ぶくれがいくつかできます。水ぶくれが破れるとウイルスを多量に含む内包物がでてくるので、液がついたまま目などにふれないようにしてください。液がついた手で目をさわると角膜ヘルペスになることもあるので、手洗いは石鹸などを使用して念入りにしましょう。
激しい痛みを伴うこともありとても辛いですが、できるだけふれたり潰さないよう心がけましょう。この時期は感染力の強いウイルスが多く潜んでるので、マスクをしたり人との接触は極力避けてください。

※参考:正しい手洗い方法

4.後期

口唇ヘルペス

発症して1~2週間ほど経過すると、水ぶくれがかさぶたになり乾燥して回復に向かいます。乾燥すると、一旦症状は治まり痛みも消えます。
患部を清潔に保つことにより、自然治癒することもあります。しかしながら、ヘルペス薬を使用せず放置して自然に治すことは非常に危険です。
水ぶくれの部分がただれて、跡が残ることもあるのでオススメできません。皮膚のダメージを最小限に食い止めるには、ヘルペス薬の使用は不可欠です。

ヘルペスの放置と自然治癒はコチラ

口唇ヘルペスの原因

口唇ヘルペスは、ウイルス保持者との直接・間接的接触が原因で感染しやすくなります。感染してるが病気を発症してない「潜伏感染」と呼ばれる期間もあり、潜伏感染中に人にうつることはほぼありません。しかしながら、いつ発症するかもしれない危険性はあります。

ヘルペスの感染経路はさまざまで、大人だけでなく子供にも感染することがあります。子供は、ストレスや疲れによる免疫力の低下などが原因で感染することもあります。
学校生活の話を聞いてあげたり運動をさせてストレスを解消したり、睡眠時間を十分にとり栄養バランスの良い食事をすることも必要です。
さらには、風邪による免疫力の低下や夏場の強い紫外線も原因となる場合があります。特に高熱が続くような風邪を引いた場合は、細心の注意を払いましょう。
大人になってから初感染すると、症状が重く再発を繰り返しやすくなります。口元が「ピリピリ・チクチク・ムズムズ」などの違和感を感じたり赤く腫れたりした場合は、発症のサインをだしてることもあるので早めの治療が必要となります。

ヘルペスの感染経路はコチラ

何もしないでそのままにしておくと、ウイルスが増殖し症状は悪化する一方です。「最近口元がピリピリする…」「口元の周りが腫れて痛い…」など思い当たる節があれば、即座に治療を開始しなければなりません。
ウイルスに一度感染すると、完全に絶滅させるには大変苦労します。症状が一旦治まっても、時期が経つにつれ再発の可能性はでてきます。
ストレスや疲れなどから免疫力が低下すると、症状がでる可能性が高まるので十分な睡眠や休息をとりましょう。

口唇ヘルペスはキスでうつる?

キス

口唇ヘルペスは唇の周りに症状がでるので、パートナーがいる方は「キスはできるの?」「うつったりしないかな…」などと不安になってる人もいるかと思います。
結論から言いますと、キスをすると感染する可能性はあります。一度感染するとウイルスを完全に除去することは難しく、最悪一生付き合うこともあります。
口唇ヘルペスの原因ウイルスは「愛のウイルス」と比喩されることもあり感染力が強く、グラスやタオルを介して間接的に感染することもあります。

感染しないためにもマスクなどをして、できるだけ人との接触を避ける必要があります。水ぶくれの症状がでてる時は、感染力の強いウイルスが多くいるので特に注意しなければなりません。
もし症状のでた部分に手などがふれた場合はすぐに手を洗い、感染した人が使ったグラスやタオルはしっかり洗い日のあたる場所で乾かしましょう。
共有はせず、分けて使わなければなりません。また精液にもウイルスが含まれることもあるので、できるだけ性行為も避けたほうが無難です。
ウイルスは熱に弱いため風呂での感染はほとんどないとされてますが、一緒に入ることだけはできるだけ避けましょう。性器ヘルペスと違い便座を通して感染する可能性は低いですが、トイレを使用した場合は便座を除菌クリーナーなどで綺麗にしましょう。

※参考:正しいマスクの着用方法

ここまでご覧になられた人が気になる点といえば、「一生キスはできないの?」「いつになったらキスはできるの?」などではないでしょうか?
健康な人は抵抗・免疫力が高く皮膚の角質層が厚いため、キスをしたからといって必ずしもうつるとは限りません。しかし皮膚に傷があったり角質層が薄い口や性器周りは、接触するとウイルスが体内に侵入することもあります。
症状がでてない時のウイルスは、神経細胞の奥に隠れてるのでキスをしても相手にうつすことはありません。ごく稀に神経細胞に潜んでるウイルスが唾液の中にいることもありますが、さほど心配する必要はありません。

口唇ヘルペスは赤ちゃんにもうつる?

赤ちゃん

口唇ヘルペスになったことがあり、赤ちゃんがいる人の中には「赤ちゃんにうつったらどうしよう?」などと悩んでる人もいるかと思います?授乳中のママさんなら、なおさら気になるかと思います。
上記のキスでうつる?の項目にもあるように発症中にキスをすれば、大人だけでなく赤ちゃんにもうつる可能性があります。
ヘルペスウイルスは非常に強い感染力を持ってるので、湿疹やアトピーで皮膚が傷ついてる場合はふれただけで感染することもあります。
発症中に赤ちゃんと接する場合は、必ずマスクを着用し手洗いを徹底しましょう。赤ちゃんと一緒にお風呂に入ったり、食器やタオルを共用するのも厳禁です。

いくら気をつけていても、ふとしたきっかけでうつってしまうこともあります。もしうつったとしても、ほとんどは軽い症状ですみヘルペスになってるかどうか分からないことさえあります。
発症しないこともあれば、中には風邪と似たような症状になったりもします。軽い症状ですむのがほとんどですが、中には重症化することもあります。
口唇ヘルペスが、赤ちゃんに感染した場合の合併症は下記のとおりになります。

ヘルペス性歯肉口内炎

生後6ヶ月以降の乳幼児に起こりやすい病気で、39度近い高熱をともないながら口の中に水ぶくれができ唇や舌が赤く腫れあがります。口内だけでなく喉にも発症することがあり、非常にやっかいな病気です。
感染してもすぐに発症することはなく、ウイルスが2~10日ほど潜伏した後はじめて症状があらわれます。初期段階では口の中に不快感を覚えたり、母乳やミルクを飲みたがらなくなる程度なので中々気づくことができません。ヘルペスの病気をお持ちの人は、注意深く見守り微妙な変化にも気づくようにしましょう

水ぶくれは、2週間ほどでかさぶたになり治ります。ヘルペス薬の使用など、適切な治療をしなければ治るまでの期間が長くなるので手元にない場合は小児科や皮膚科・耳鼻咽喉科を受診してください。
基本的には小児科で治療できますが、赤ちゃんの場合は皮膚科・耳鼻咽喉科で受診できないこともあるので事前に電話確認をするなどしましょう。

新生児ヘルペス脳炎

日本での新生児ヘルペス脳炎の発症例数は、年間50~100例と言われています。それほど多い数字でもないですが、適切な治療をしなければ死亡率が80~90%もある恐ろしい病気です。
母体がヘルペスに感染している場合、あるいは妊娠中に感染すると出産時に通る産道から赤ちゃんに感染することがあります。感染が確認された場合は、赤ちゃんの安全を考え帝王切開することもあります。

生後2~7日で発症することが多く、主な症状は「肝機能・呼吸障害」「活動力の低下」「黄疸(皮膚や目が黄色くなる)」などです。
出産後すぐに発症するので産婦人科で治療できますが、ウイルスは体内に一生残り再発を繰り返します。いつ再発しても即座に対応できるよう、ヘルペス薬を常備するのは重要なことです。

口唇ヘルペスの治療にはヘルペス薬が効果的

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口唇ヘルペスの基本治療は、ヘルペス薬のバルトレックスやゾビラックスによる薬物療法です。これらのヘルペス薬を用いれば抗ウイルス作用により、ヘルペスウイルスの活動を抑制し症状を緩和できます。
口元に違和感があらわれ始めた時期が、最も薬の効果があり治るのも早くなります。そのため、少しでも違和感を感じた時にヘルペス薬を用いるとより効果的に治療できます。

基本的には内服薬(飲み薬)を用いての治療となりますが、ゾビラックス軟膏などの外用薬(塗り薬)を併用することもあります。
内服薬だけでも神経節に潜むウイルスの増殖を抑制する十分な効果はありますが、神経細胞内でウイルスが活動してることもあり外用薬で皮膚の粘膜の悪化を抑制することもできます。
前述のとおり、ヘルペス薬は予兆がでた段階で使用するのが最も効果が大きくなります。初期段階で薬を使用すると、回復が早まると同時にウイルスの量も減少させ再発しにくくなります。現代医学をもってしても、ウイルスを体内から完全に除去することは非常に困難で再発を繰り返します。

口唇ヘルペスは、下手をすると一生付き合っていかなければならない病気です。しかしながら、ヘルペス薬を使用したりヘルペスの予防を心がけることでも再発頻度を減らし症状の悪化も防げます。
口元がピリピリするなど少しでも違和感を感じるならば、なるべく早めに適切な治療を開始しましょう。早めに治療を開始するには、ヘルペス薬を常備することも必要です。
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